300系新幹線で知っておきたい6つのこと

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300系新幹線

 

東海道新幹線の主流で会った0系、100系の後継車両になるのが300系新幹線です。

 

1、初めて時速270キロの高速運転を実現しました。

0系とその後継車両の100系は、最高速度が時速210キロメートルであり、長い間その速度が上限になっていました。東海道新幹線の開業時から夢の超特急と言わた新幹線も、時代とともにさらなる高速運転を求められるようになりました。

 

東京と大阪の間には飛行機も利用できるために、その航空路との争いに勝つためにも、0系、100系の210キロメートルの壁を越えるような新車両が必要でした。航空路と競争した場合、東京〜大阪間を2時間半で結ぶ必要があり、そのためには最高速度が時速270キロメートルが必要でそのために300系は開発されました。この高速運転のための車両開発は成功し、300系の平成4年(1992年)3月に営業運転は開始しました。念願だった最高速度時速270キロメートルを実現させ、東京〜大阪間を2時間32分で結ぶことができました。




 

2、高速運転のために車両の軽量化が図られました。

そこで、300系では高速運転を実現するために、車体はアルミ合金製、ボルスタレス台車にするなどの軽量化されました。さらに、制御装置にはVVVFインバーター制御が採用されたり、主電動機には交流モーターが採用され、客室のインテリアに至るまで検討・工夫が施され、車両の軽量化に寄与しました。そのおかげで、300系では1編成あたり、920トンから710トンもの大幅な軽量化に成功し、最高速度を時速270キロメートルまで速くすることができました。

 

3、2階建車両と食堂車は廃止されました。

100系では、2階建車両が採用され食堂車もありましたが、この二階建車両は新幹線の高速化に不向きなものでした。時速270キロの実現を目指した300系では、車両の軽量化が図られて、100系の特徴であった2階建車両が廃止され、それとともに食堂車も採用されませんでした。

4、「のぞみ」の名称が初めてつけられました。

東海道新幹線の「のぞみ」という名称は、300系の営業開始と同時にこの高速車両に付けられました。当時、東京〜大阪間に2往復の「のぞみ」が設定されました。このうちの東京から大阪行きの朝一番の電車の「のぞみ301号」は名古屋と京都を通過して、東京から大阪に直行しました。いわゆる「名古屋飛ばし」です。そして、この「のそみ301号」で、「のぞみなら9時から始まる会議に間に合います。」というキャッチフレーズも生み出されました。




 

時速270キロメートルという高速運転を実現させた300系は0系、100系の後継となる主力新幹線となり、本格的に量産されます。300系は1120車両量産されました。そして、ダイヤ改正のたびに、300系が高速で走る「のぞみ」が増発されて、かつての主役であった「ひかり」の存在感は薄くなっていきました。

 

5、20年の営業運転の後、廃止になりました。

300系の営業運転の開始後、ちょうど20年経った平成24年(2012年)3月に300系の東海道・山陽新幹線での運転が終了して、全車が廃車となりました。この時期、ちょうど山陽新幹線でわずかに走っていた古い100系の運転も終了しました。

 

今現存する東海道・山陽新幹線の「のぞみ」の名称はこの300系が始まりと思うと、その役割を終えた今でも、この高速列車には歴史的な存在感があります。

 

 6、300系東海道・山陽新幹線の鉄道模型

300系の初期型の模型

JR東海が0系、100系の次世代新幹線として、最高速度時速270キロメートルでの運転を行えるように開発された300系新幹線ですが、その鉄道模型が次のTOMIX Nゲージ 92808 300系東海道・山陽新幹線 基本6両セットからでています。


この模型は、プラグドア装備の初期の量産車がプロトタイプとなっています。また、パンタグラフはシングルアームで再現されています。 フック・リング通電式カプラー、新集電システム、銀色車輪が採用されています。この基本セットには1・3・6・10・15・16号車の6両が入っています。フライホイール付動力搭載で、グリーンマーク・号車表示・JRマーク (橙色)印刷済みです。また車番転写シートが付属しています。

また、この基本セットに増車両するための連結セットが、4両増結と6両増結の2つのタイプあります。
TOMIX Nゲージ 92809 300系東海道・山陽新幹線 増結4両セット (A)

TOMIX Nゲージ 92810 300系東海道・山陽新幹線 増結6両セット (B)

引退間際の300系を再現した模型

平成24年(2012年)3月に300系は引退しました。その引退前一ヶ月間の間に引退を記念して装飾された姿を製品化したのが、TOMIX Nゲージ 92997 限定 300 0系 (ありがとう。300系) セットです。



このモデルでは「ありがとう。300・LASTRUN」の表記が印刷され、乗降ドアがプラグドアから引戸になった後期型の姿を再現しています。車番、グリーン車マーク、屋根上含む号車表示、JRマークなども印刷で再現されています。フライホイール付動力、フックリング通電式カプラー、新集電システムは銀色車輪採用されています。シートは茶色系で、グレードアップ用転写シート付属しています。