E1系新幹線で知っておきたい5つのこと

Posted on by

E1新幹線

E1系新幹線は、1994年に東北新幹線及び上越新幹線で営業を開始しました。
 

1、600系ではなくE1系と言う名称になったのには理由があります。

400系の後継車となるので、普通であれば500系や600系といった名称がつくはずですが、結局この車両は「E1系」という名前になりました。500系とならなかったのはなぜかというと、JR西日本の山陽新幹線ですでに500系が使われることが決まっていたり、また100桁目が奇数番号は東海道・山陽新幹線で使われる習わしがあったからです。ですが、600系という名前がついてもよさそうでしたが、結局E1という別の名称になってしまいました。

「E」という英文字は、在来線のE351系(スーパーあずさ)で使われており、これはEAST(東日本の東の意味)を意味していました。そこで、この「E」という名前が付けられました。また、従来通り100番台からつけていくと500系、600系、700系といずれ3桁では収まらなくなりますので、それを避けたとも言われています。
 

2、Maxという別の別称もあります。

E1系には、この名称の他に「Max」という別称もあります。E1系を利用して運転する列車には、「Maxとき」「Maxやまびこ」などとMaxと言う文字がつき、これでE1系であることがすぐにわかりました。ちなみに「Max」は「Multi Amenity Express」の略で、様々な快適性を提供する特急という意味です。
 

3、E1系はすべての車両が2階建です。

東北・上越・山形新幹線ははじめは大宮を発着駅にしていましたが、当初の計画通り、上野、東京に発着駅が移りました。そして、航空便の代わりに新幹線を利用する人が増えて、新幹線の輸送量をアップさせる必要が出てきました。このために、新幹線の歴史上初めて、すべての車両が2階建の12両編成の新形式であるこのE1系が登場しました。このE1系は、200系新幹線に比べて定員が4割増しなり、大幅に輸送量が改善することになりました。
 

4、車体の特徴はくっきりと傾斜したロングノーズです。

E1形の先頭車両の形状は,くっきりと傾斜したロングノーズです。スパッと包丁で切ったような先頭部分の傾斜が印象的です。初期の車体の色デザインは下の写真のように上半分がスカイグレー、下半分がシルバーグレー、その間にある帯の色がピーコックグリーンでした。そして2階建車両のために帯の上下に窓枠が配置されました。なお、後にこの初期の車体の色デザインは、最初の写真のように朱鷺色に変更になります。

E1系新幹線old-type

5、2003年以降は「朱鷺色(とき色)」がデザインの特徴になりました。

平成15年(2003年)からE1系新幹線の色デザインが変更に成りました。その4年前の平成11年(1999年)12月にE1系は東北新幹線から撤退となり、色デザインのリニューアルの時には上越新幹線のみで営業していました。そこで、新しいデザインの色として、上越地方に生息する特別天然記念物の鳥である朱鷺(とき)の色が採用されました。車体上部は飛雲ホワイトで、車体下部は紫苑ブルーの2色をになり、その間の帯に「朱鷺(とき)色」が配置されました。またロゴにも特別天然記念物の鳥の朱鷺(とき)のイラストが加えられました。

E1新幹線ときロゴ

最終的には、このE1系は平成24年(2012年)12月まで上越新幹線のみで運転されて、その後引退しました。